- 9.用語集
- On 3月 09,2013

SSP(Supply Side Platform)について説明します。
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SSPとは
SSP(Supply Side Platform)とは、オンライン広告において、媒体社(メディア)の広告枠の販売や広告収益の最大化などを支援するツールのことです。広告のインプレッションが発生するごとに最適な広告を自動的に選択し、収益性の向上を図る、といった仕組みが提供されています。インプレッション(imp)とは、Webサイトに掲載される広告の効果を計る指標の1つで、広告の露出(掲載)回数のことです。
具体的にどのような方式が採用されているかは個々のサービスによって異なりますが、広告媒体のWebサイトを多数集めて広告配信ネットワークを形成し、その多数のWebサイト上で広告を配信する「アドネットワークの一元的管理」や、各媒体・各アドネットワークが抱える広告枠を交換できる仕組みの「アドエクスチェンジ」、広告のインプレッションが発生するたびに広告枠の競争入札を行い、配信する広告を決定する「リアルタイム入札(RTB)」などに対応している場合が多いです。
媒体社の側を支援するSSPに対して、広告主側を支援するツールのことをDSP(Demand Side Platform)といいます。
SSPの種類
SSPは大きく2つの種類に分けることができます。
1:ツール型
簡単に言うと、ツール型SSPで配信比率を調整する作業を自分で行うことが出来ます。
【メリット】
・配信比率を手動で細かく変える事ができること
【デメリット】
・使用するアドネットワークの数だけ広告会社のアカウントを作成しなければならないこと
・使用するアドネットワークの数だけSDKを実装する必要があるので、連携テスト含め、開発工数がかかること
・各アドネットワークのSDKがバージョンアップされた場合は、全てのアプリのSDKを更新しないといけないこと
・入金を各アドネットワークから各々受ける必要があるので、手間と手数料がかかること
2:委託型
簡単に言うと、委託型SSPで管理会社側に配信比率を調整する作業をお任せすることが出来ます。
【メリット】
・アカウントの発行から入金までを代行してくれること
【デメリット】
・各アドネットワークへの配信比率変更の融通が効かないこと
・手数料を取られること
その他にも一部ツール一部委託型など、それぞれの良いところをとったようなSSPも出てきており、今後の発展に期待が持てそうです。
主要なSSP会社
「Fluct」
株式会社adingoのサービスですでに1500以上のサイトが導入している日本最大級のSSPサイトです。イールドマネジメントシステムによる広告収入の最大化や純広告・アドネットワーク・RTBの効果的な配信切替などが特徴です。
「GMOSSP」
GMOSSPは、独自ロジックによりユーザーの広告閲覧回数毎のアドネットワーク別収益計算を行い、最適化曲線に応じて複数のアドネットワークを掲載します。自動的に1ユーザー毎のアドネットワークの露出割合、順序をコントロールするため、配信効率の最適化を行い、収益を最大化させることが可能です。
「MicroAd AdFunnel」
MicroAd AdFunnelは、マイクロアドがメディアサイトに提供するSSPです。マイクロアドと提携先のターゲティング広告の中から、収益性やコンテンツとの相性を見極めて広告掲載できます。MicroAd AdFunnelの広告タグをサイト内に導入すれば、広告ごとにタグを変更する必要はなくなり、誰でも簡単にすべての広告を一括管理できます。
参照元:
- weblio辞書
- Digital Marketing Lab
- IT用語辞典 e-Words
- 株式会社CFlatの明後日スタイルのブログ
- WEB広告ナビ
- NAVERまとめ アドネットワーク日本国内SSP