
こちらの記事では競合調査ツールであるSimilarWebの使い方を解説しています。 ※SimilarWebで得られるデータは必ずしも正確ではありません。
こちらの記事でデータの正確さを検証しています。『噂の競合調査ツール、SimilarWebの正確さを検証してみた!』
Contents
SimilarWebに調査したい競合のURLを入力する
まずは、SimilarWebのウェブサイトに飛んで、調査したい競合のウェブサイトのURLを入力します。
URLの入力が完了したら、右側の検索ボタンをクリックします。 今回は、当社が運営している結婚式の二次会会場紹介サービスMOREの競合、ぐるなびウェディング2次会さまを調査してみます。
Overview
結果が表示されたら、まずはOVERVIEW(概要)を見ることになります。
左側がウェブサイトのランキング(おそらくアクセス数)です。上位の場合は、世界ランク、国内ランク、カテゴリランクで何位に位置しているかが表示されます。 また、右側のウェブサイト画像の上には、最終更新日が表示されています。 繰り返しになりますが、当社はSimilarWebで得られるデータは、少なくとも現時点では、あまり信頼できないものと考えています。
左側のグラフは、過去6ヶ月の週間アクセス数の推移です。1k=1000ですね。 右側は先月のデータが表示されています。30Kと表示されている部分がセッション数、その下が平均滞在時間、平均ページビュー数、そして直帰率です。 つまり、30,000セッションがあり、平均滞在時間が4分49秒、平均PV数が2.58ページ、直帰率が56.84%ということになります。1ヶ月で75,000PVくらいということになりますね。
その下に表示されるのが、トラフィックのおおまかな内訳です。左から順番に、ダイレクト、参照リンク経由、検索エンジン経由、SNS(Twitter, Facebook等)経由、メール経由、そしてバナー広告経由ですね。 データが正確であれば、やはり検索エンジン経由が物凄く多いことが分かります。SEOが強いサイトなので検索エンジン経由が多い点は合っていそうですね。
Web Traffic Geography
世界のどの地域からアクセスされているかというデータですね。
当然日本のアクセスがほぼ100%なので、特に面白いことは無いですね。台湾や香港から日本に結婚式を挙げにくる人もいるのかな程度のことには気を止めておきます。
Referrals
どんなウェブサイトからリンクされていて、どのくらい人が来ているかを見ることが出来ます。もしデータが正確であれば、めちゃくちゃ面白いんですけどね。
参照リンク経由の訪問は全体の17%ほど。
大部分が、自社サイトのぐるなびウェディング、本家ぐるなびからですね。 hao123にも登録されているんですね。思わぬディレクトリ登録サイトや、アフィリエイト等の利用を見つけることが出来ることもあります。全体のアクセス数から割合を掛けて計算すれば、どのくらいのアクセスをそこから得られているのかも分かりますね。 あくまでもデータが正確であると仮定すればの話ですが。。
Search
検索エンジン経由の訪問の割合や、その上位キーワードが見られます。
左側の99.59%が自然検索(オーガニック)経由、右側の0.41%がGoogle Adwordsのリスティング広告経由です。
左側が自然検索での上位キーワードですね。「結婚式 スピーチ 上司」や「Bgm おすすめ」などのノウハウ系コンテンツが集客に貢献していることが分かります。PRO版だと全てのキーワードを見ることが出来るようです。こちらも、データが正確であればの話ですが、同じワードでコンテンツを作って上位に表示できそうか等を、想定セッション数などを出しながら検討することが出来ますね。 右側がリスティング広告ですね。結婚式二次会以外にも、成人式の二次会等のワードにも広告を出稿しているのかというデータが得られますが、9月に成人式の広告を出すかと考えると、SimilarWebのデータはやはり怪しい気がします。
SOCIAL
充分なデータ量が無いので、表示できませんでした。
代わりにYAHOO JAPAN!のデータを見ることにします。
FacebookよりもTwitterが大きいんですね。ニュース系の記事はFacebookよりもTwitterでシェアすることが多いからでしょうか。はてなブックマークもなかなか多いですね。mixiはだいぶ存在感が無くなっています。
Display Advertising
ディスプレイ広告(バナー広告)は出稿していないようです。
ということで、再びYAHOO JAPAN!を見てみます。
左下が、たくさんトラフィックを送っている上位ウェブサイトです。中央下が、利用されているアドネットワークです。 これを組み合わせれば、「どこどこのサイトに、GoogleAdwords(グーグルアドワーズ)を使って出稿してアクセスを取っているんだな」といった情報を見ることが出来るんですね。
Audience Interest
ぐるなびウェディング2次会を利用しているユーザーが、他にどんなことに興味を持っているかを表示してくれます。
左下が他にも見ているウェブサイト、右下が見ているトピックです。わりと一般的、平均的なユーザーという感じですね。
まとめ
以上が、Similar Webの使い方と、各データの見方です。正確さが増してくれば、とても面白そうですね。 GoogleAnalytics(グーグルアナリティクス)ではキーワードがnot providedと表示され、見ることが難しくなっていますので、自分のウェブサイトを打ち込んで上位のキーワードを見るなんて使い方もありそうですね。 正確さ、正確さ、正確さ!期待大です。 ライター 万代
【この記事を読んでいる人はこんな記事も読んでいます。】
- 噂の競合調査ツール、SimilarWebの正確さを検証してみた!
- 簡単すぎ!話題のA/Bテストツール、Optimizelyを使ってみた!
- Google Fight が教えてくれたこと―『うどん県とエロは強い』―
- ユーザーは語る!?コホート分析で施策の成果を一目瞭然にする方法。
- あえて2位!?リスティング広告の順位別のコンバージョン率を見る方法。