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- On 1月 09,2015

検索リターゲティングについてです。
“検索”リターゲティングとは?
リマーケティングとはGoogleAdWords(グーグルアドワーズ)のリスティング広告において一度サイトに訪れたユーザーに対してGoogleディスプレイネットワーク(GDN)上で広告を配信させる機能です。一般的にはリターゲティング広告と呼ばれます。ストーカーのように追いかけてくる広告とも言われますが、サイトを訪れたユーザーはサイトのサービス・商材に興味を持っている可能性が高く、リターゲティングでは通常の検索広告よりもCV率が高くなる傾向にあります。詳しくはこちらの記事で説明しています。
“検索”リターゲティングはリターゲティングとは違いGDN広告ではなく、検索広告の一種です。検索リターゲティングは、一度サイトを訪れたユーザーがとあるキーワードを検索した際に、一度サイトに訪れたユーザー用の広告を配信することができる機能です。
例えば次の条件でJ&B Laboの広告を配信しているとします。
【通常の検索キャンペーン】
・対象:
キーワードを検索しかつJ&B Laboを訪れたことがないユーザー
・キーワード:
リスティング広告
・広告文:
最新リスティング情報を得るなら
J&B Laboなら役立つノウハウ公開
最新情報を続々公開・・・(広告α)
【検索リターゲティングキャンペーン】
・対象:
J&B Laboに一度訪れたことのあるユーザー
・キーワード:
リスティング広告
・広告文:
前回から記事を更新しています
J&B Labo更新しています
最新情報を続々公開・・・(広告β)
AさんはJ&B Laboを今まで訪れたことがありません。あるとき「リスティング広告」と検索して広告αが表示されJ&B Laboを訪れました。そして翌日、再び「リスティング広告」と検索すると表示される広告が広告αから広告βに変わるのです。
検索リターゲティングは次のような広告配信が可能です。
1.入札単価を調整し、CVに至りやすいユーザーへの表示を増やす
J&B Laboを訪れたこのあるユーザーの中でもリスティング広告についての記事を閲覧したユーザーが「リスティング広告」と検索した場合、入札単価を20%引き上げて表示させることができます。
2.ターゲットを絞って一般的でcpcの高いキーワードに広告を配信する
「リスティング広告」というキーワードで普段から広告を配信させていると採算が合わないという場合。J&B Laboを訪れたユーザーに対してのみ、「リスティング広告」というキーワードで広告を配信させることができます。
3.既存顧客と新規顧客に対してそれぞれ最適な広告やリンク先を表示させる
J&B Laboを訪れたことのないユーザーに対しては、J&B Laboがどのようなサイトなのかを説明する広告文を表示し、リンク先をトップページに設定することができます。J&B Laboを訪れたことのあるユーザーに対しては、記事を更新したことを伝える広告文を表示させ、リンク先を最新記事に設定することができます。
検索リターゲティングは従来のリターゲティングタグの設置が必要です。すでにリターゲティングタグを設置している場合はそのまますぐに検索リターゲティングを利用することがきます。
検索リターゲティングでクリック率・CV率がup!
実際に検索リターゲティングをある1つの完全一致キーワードで配信してみました。
【条件】
期間:
2014年10月1日~2014年12月31日
・10/01~11/16:検索リターゲティング未配信
・11/17~11/30:サイト訪問者に対して通常の広告配信+検索リターゲティング
・12/01~12/31:サイト訪問者に対して検索リターゲティングのみ配信
※11/17~11/30の間はサイト訪問者に対して通常の広告と検索リターゲティング用の広告を同時に配信していましたが、検索リターゲティングの表示回数が増えなかったため、12月から検索リターゲティングのみの配信に切り替えました。
それぞれの期間のクリック率、CV率、掲載順位は次の表のようになりました。
表.検索リターゲティングの結果
検索リターゲティング配信前後でアカウント全体の結果に大きな差は見られませんでしたが、検索リターゲティング配信後、初回訪問者と再訪問者で結果に差が見られました。
再訪問者に対する検索リターゲティング配信の方が初回訪問者に対する通常の配信よりも平均掲載順位が高くなっている影響も考えられますが、なんと検索リターゲティングではクリック率がおよそ2.5倍、CV率がおよそ3倍も高くなるという結果が得られました。該当キーワード全体で見ても検索リターゲティング配信前後でおよそ1%の差が生じています。
まとめ
今回、検索リターゲティングでは通常の配信よりも高いクリック率・CV率が得られることが分かりました。再訪問者で、かつ設定したキーワードを検索したユーザーのみに対しての配信であるため、そもそもの母数(表示回数)が少なくなってしまいます。しかし、よりユーザーの条件にあった広告の配信をすることで高いクリック率・CV率を出し、アカウント全体の底上げをしてくれるのではないでしょうか。
参照元:
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