
デザイン。
その世界は専門で学んでいない者からしたら口を出していいのか、難しい世界に見えることも。
しかし、世の中のwebディレクターの多くが、「プロのデザイナーにイチから任せておけば問題ない」、なんてことは言ってられないのも事実。
なぜならクライアントの希望が抽象的で、デザイナーまでうまく伝わらず、結局成果物が希望から大きく離れていた、なんてことが業界あるあるだからです。
クライアントの希望とデザイナーの認識の齟齬をなくすのも、webディレクターのお仕事のひとつです。
そこで今回は、現役デザイナー御用達の、デザイン事例を見つけることができるサイトをまとめました。
これを用いて、まずはクライアントの頭の中の希望デザインを具体的なものにしていきましょう。
Contents
豊富なカテゴリから選べるデザイン事例サイト
▼ズロック
▼Webデザインブックマークサイト・Webデザインリンク集 .SG_BOOKMARK
豊富なカテゴリからデザイン事例を選ぶことができるので、クライアントからの「かわいい感じ」「スタイリッシュな」「ブルーを基調に」などのふわっとした要望からでも、参考にする事例が見つけやすいです。
また、業界ごとにもまとまっているので、ある特定の業界ではどういったデザインがトレンドなのか、デザイナーが勉強するのにも使えますね。
制作技術のタイプで選べるデザイン事例サイト
こちらの事例サイトもカテゴリからの絞込みができますが、それ以外に便利な絞込み方法として「技術」があります。
CSS3を使っているもの、jQueryを使っているもの、パララックスのもの、など何で作られたサイトかが分かるので、クライアントが選んだ事例から、制作においてどんな技術をもったデザイナーが必要かが分かります。
お気に入りを登録できるデザイン事例サイト
▼【S5-Style】Webデザインのリンク集・ポータルサイト
▼Webデザインリンク集・ソーシャルブックマーク – straightline bookmark
こちらは自分が気に入った事例をお気に入り登録できるデザイン事例サイト。
とりあえず良いなと思ったものを登録しておけば、あとでまとめて見返せるので便利ですね。
人気順で選べるデザイン事例サイト
よく見られているデザインということは、多くの人に好印象を与えている・多くの人が惹かれるデザインといえるのではないでしょうか?
人気順、閲覧順で見ることができるので、一般的に人気なデザインを見つける際の参考にしやすいでしょう。
「顧客が本当に必要だったもの」にならないために
システム開発の風刺画として、ネットで挙げられる画像です。
顧客の説明、プロジェクトリーダーの認識、アナリストの設計、などなど制作段階のそれぞれで齟齬が生じ、最終的に顧客が求めていたものとは大きく異なるものが出来上がった、というのを説明しています。
これはもともと、1970年代のアメリカの産業界で広まった風刺画を元にして描かれていると言われています。
つまり、それだけ昔から、様々な業界がこのような問題を抱えていたということですね。
しかし豊富な事例があれば、クライアント、webディレクター、デザイナーの認識をすり合わせていくのも不可能な話ではありません。
是非ともクライアントからのヒアリング、デザイナーへの伝え方など工夫して、お互いが満足のいくサイトを制作していきましょう。
参考: