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- On 6月 09,2016

皆さん、こんにちは!
いきなりですけど、ちゃんとインプレッションシェアという指標を見ていますか?
この記事を読むと、「なんでインプレッションシェアを見るのか?」、「その数値をもとにどのように運用に活かしていくのか」が分かります。
Contents
そもそもインプレッションシェアとは
インプレッションシェアとは「競合指標」とも呼ばれており、リスティング広告において、広告が表示される可能性のあった機会数に対し、どれだけインプレッションを獲得できたのかを表しています。
~インプレッションシェアの種類~
・検索インプレッション シェア:
検索ネットワークで生じた実際の表示回数を、広告が表示される可能性のあった機会数で割ったもの
・検索インプレッション シェア損失率(予算):
広告が表示される可能性のあった機会のうち、予算の不足により検索ネットワークで広告が表示されなかった回数の割合
・検索インプレッション シェア損失率(広告ランク):
広告が表示される可能性のあった機会のうち、広告のランクの低さにより検索ネットワークで広告が表示されなかった回数の割合
・完全一致の検索インプレッション シェア:
検索ネットワークにおいて、キーワードと完全に一致する検索によって生じた実際の表示回数を、広告が表示される可能性のあった機会数で割ったもの
・ディスプレイ インプレッション シェア:
ディスプレイネットワークで生じた実際の表示回数を、広告が表示される可能性のあった機会数で割ったもの
・ディスプレイ インプレッション シェア損失率(予算):
広告が表示される可能性のあった機会のうち、予算の不足によりディスプレイネットワークで広告が表示されなかった回数の割合
・ディスプレイ インプレッション シェア損失率(広告ランク):
広告が表示される可能性のあった機会のうち、広告のランクの低さによりディスプレイネットワークで広告が表示されなかった回数の割合
なぜインプレッションシェアを見るべきなのか?
インプレッションシェアを見る理由は大きく以下の3つが挙げれられます。
①『そのキーワードの検索ボリュームを把握する為』
『完全一致の検索インプレッションシェアが100%のときのキーワードの表示回数』≒『そのキーワードが検索される回数』となります。よってGoogleAdWords(グーグルアドワーズ)やYahoo!スポンサードサーチのキーワードシミュレーションによって表示回数を調べるよりも、現実の確実な値であるため、そのキーワードの実際の検索ボリュームを把握することができます。
②『狙ったキーワードに対して広告が表示されているのかを確認するため』
リスティング広告のメリットは、優良なユーザーを目的のサイトに連れてくることが出来るという点です。そのためには適切なキーワードを設定する必要があります。しかし、そのキーワードに対して広告が表示されていなければ、優良なユーザーを連れてくることはできません。
③『さらなるCVが獲得できるのか、余地があるのかを知るため』
CVを獲得できるキーワードがあるとして、そのキーワードの配信を強化すればCV数は無限に増えるでしょうか?答えは否。
なぜならインプレッションシェアが高い場合、すでにそのキーワードを検索しているユーザーにアプローチしきってしまっているからです。ユーザーの母数が増えない限りは、配信を強めてもCVは増えません。
逆にインプレッションシェアが低い場合は、そのキーワードを強化することでさらなるCVが獲得できるでしょう。インプレッションシェアを低いままにしておくのは機会損失につながります。
例えば、CVが獲得できるキーワードのインプレッションが50回、インプレッションシェアが50%だったとします。この場合このキーワードは100回表示される機会があったわけですが、実際に表示されたのは50回という計算になります。
もし実際に表示された回数が100回だった場合、クリック率が同じであれば、CVの数も計算上では2倍になっていたはずですね。
管理画面のここで確認できます!
GoogleAdWords(グーグルアドワーズ)では「キャンペーン」「広告グループ」「キーワード」単位で見ることが出来ます。
GoogleAdWords(グーグルアドワーズ)の管理画面に入り、「キャンペーン」or「広告グループ」or「キーワード」タブで表示項目の選択画面を開きます。競合指数>インプレッションシェア を選択することで指数の確認を行うことが出来ます。
※GoogleAdWords(グーグルアドワーズ)のディスプレイネットワーク広告に関しても同様の手順で指数の確認が可能です。
Yahoo!スポンサードサーチに関しては「キャンペーン」「広告グループ」単位で見ることが出来ます。
Yahoo!スポンサードサーチの管理画面に入り、「キャンペーン」or「広告グループ」タブで表示項目の選択画面を開き、表示項目の編集>インプレッションシェア を選択することで指数の確認を行うことが出来ます。
※ここで注意してほしいのは、GoogleAdWordsとは違い、Yahoo!ではディスプレイ広告のインプレッションシェアを確認できない点です。Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)では表示項目にインプレッションシェアがありません。
インプレッションシェアを高くするには?
CVが出ている一方で、インプレッションシェアが低いものに関しては、改善する余地があります。
◎インプレッション シェア損失率(予算)が高い場合
予算不足が原因で広告が表示されなかった割合が高いということなので、キャンペーン予算を引き上げる必要があります。
◎インプレッション シェア損失率(広告ランク)が高い場合
広告ランクを改善するためには、2つ方法があります。
①キーワードや広告グループの入札単価をあげる
②広告の品質を改善する
①の入札単価をあげる方法は分かりますね。では②の品質スコアはどのように上げるのでしょうか?以下の3つを主に改善していくことで、広告の品質の上昇につながります。
1.広告の関連性
2.クリック率
3.リンク先のLPの品質
※ここで注意してほしいのは検索ボリュームが少ない場合、入札単価を上げたとしても表示されるとは限らないことです。
また、検索ボリュームが少ない部分に対して施策を行うのは後回しでも大丈夫でしょう。理由は検索ボリュームが少ないものを改善したとして、その恩恵は大きくないためです。先ずは大きな改善ができる点からPDCAをまわしていくと良いでしょう。
CVが出ていて尚且つインプレッションシェアが高いものについては、そこにお金を投入しても、もう既に十分表示されているため大きな改善にはなりませんので、他にCVの取れるキーワードを探していかなければなりません。
インプレッションシェアをチェックすることで機会損失を0に
「CVが出ないよ~」と頭を抱える前に、インプレッションシェアを見て、さらにCVを獲得できないか、狙ったキーワードに対して広告がそもそも配信できているのかをチェックすべきですね。気付いていないだけで、もしかしたらCVの獲得機会はすぐ目の前にあるのかもしれません。
もし確認した結果、インプレッションシェアも高く、もうこれ以上何をしたらいいのか分からないとなってしまったら、こちらからお気軽にお問い合わせください。インプレッションシェアに限らず、様々な視点から一緒に改善していきましょう。
参照元:
画像:
mohsen khorramy(teabag)
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