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- On 7月 24,2015

この時期になると、「就活がうまく行かない、内定がとれない、自己分析からやり直しだ・・・」と壁にぶつかっている人もいるかもしれませんね。就活に行き詰る原因には、「自己分析が足りていない」ということがしばしあります。
就活生の皆さんは、エントリーシートの「長所」や「短所」欄は完璧ですか?
納得できるベストアンサーを導き出せていますか?
わたしも就活時の自己分析には、結構苦労しました。「明日面接なのに長所が思いつかない」なんて嘆いていた1年前を思い出しますが、無事内定をとることができました。
現在、Web系の会社に勤めています。実際に社内で使っていて、就活に使える「マインドマップ」というツールを発見しました!私も就活時代に出会っていれば、あんなに苦労することもなかったかも・・・。
Webツール「マインドマップ」とは
マインドマップとは、英国の教育者であるトニー・ブザン氏が生み出した、頭の中にある考えや意見を整理したり、新たなアイデアをブレストしたりできる手法です。政府や教育機関でも活用されています。
1つのテーマを設定して、テーマから連想されるキーワードを線で結び、またそのキーワードから考えられるキーワードを書き足していきます。ちょっと角度の違うキーワードがテーマから四方八方に飛び出ますので、まるで枝葉のように広がっていくため、ツリーとも呼ばれるそうです。個人的には、木ではなく、高校の生物で習う「ニューロン」の触手が多いバージョンみたいだな、と思ったのですが・・・。
マインドマップを使うメリット
マインドマップの良いところは、以下の4点だと考えています。
1、頭の中の情報を視覚的に整理できる
2、新しい長所を発見したり、短所と長所を融合できたりする
3、思考全体を俯瞰的に見ることができる
4、アウトプット能力を高めることができる
箇条書きや乱雑に書き出すだけでは、なぜその情報が出てきたのかが不明瞭のままになってしまいます。そこで、マインドマップのように、カラフルな色合いの図を用い、視覚的に整理することで記憶に残りやすくなりますし、あとで見返したときでもキーワードがどこかしらに繋がっているため、全体像を把握することができます。今回で言う、長所と短所が、自分のどんな行動やストーリーから派生して辿り着いたのかがわかりやすいのです。
また、自分の考えや気持ちを人に説明するのがちょっと苦手な方でも、マインドマップでアウトプットをたくさん繰り返していくことによって、抵抗感が少なくなり、アウトプットの質を高めることができるのではないかと思います。
マインドマップの手順
ツールを紹介する前に、マインドマップの基本的な手順を説明いたします。
というのも、実は、アナログチックに紙とペンさえあればできちゃうのですが、Web業界に興味がある就活生の方もいらっしゃると思うので、ツールを使ってみます。 紙でもツールでもやり方はとても簡単で、たったの3ステップで完成します。
《3ステップ》
1、真っ新なページを用意する(無地が理想)
2、テーマを1つ決めて、それをど真ん中に書く
3、テーマからキーワードやフレーズを連想して書き足していく
※このとき、色をたくさん使った方が脳に刺激を与えるので、カラフルに楽しくやりましょう。
あとは勢いです。
勢いに任せて、何でもいいから思い付くことを書いてみるんです。この作業は、直感勝負です。どんな些細なキーワードでも良くて、あまり難しく考えずにありのままの気持ちで書き足してみてくださいね。
そうすると、自然とアイデアが出てきて、ページがもしゃもしゃっとキーワードで溢れてきます。ネガティブワードが多かったり、意外とポジティブワードばっかりだったり。自分の性格の特徴も知ることができるのです。
無料ツール「MindMap」の紹介
お待たせしました。
今回紹介するマインドマップは、その名の通り「MindMap」というツールです。
GoogleのChrome拡張機能とウェブサイトのどちらでも使えるので、お好きな方をご利用いただければと思います。ちなみに、サイトはログインが不要で面倒な工程がないため、おすすめです。利用料金は無料で、画像の追加やSNSへの共有、GoogleドライブやDropbox、自身のPCへ直接保存することもできます。1つネックなのが、全部英語表記なことですかね(笑)
MindMapツール
では、「MindMap」の具体的な使い方を説明いたします。(※サイトの方です)
サイトにアクセスし、「GO TO MINDMAP MAKER」をクリックし、自由につくっていきます。テーマか枝の末端にマウスオンして出る赤い「●」をクリックしながら伸ばすと、自分の好きな方向に枝をつくることができます。
▼マインドマップ作成前
《右端の小窓(Inspector)の操作方法》
「Hide Border Stile」=枠のデザイン
「Border Color」=キーワードの枠の色
「Background」=キーワードの背景色
「Font face」=文体
「Front color」=キーワードの色
「Brench color」=枝の色
《上のタブの操作方法》
[ +Child ]=枝をつくる、もっと枝を伸ばす
[ +Sibling ]=別方向へ新たな枝をつくる、既存の枝から別方向に伸ばす
[ -Node ]=枝の削除
[ Nodes▼]
「Parent」=枝の大本に戻る
「First」=枝の末端にいく
[ Document▼]
「New」=新しいマインドマップにする
「Save as」=保存、保存先の選択
①Publicmaps~=サイト上のみ
②Google Drive
③Dropbox
⑤PCのファイル
「Share」=SNSで共有
▼共有するSNSを選択
「Open」=以前保存したものを開く
「Export mind map」=右クリックしてPCに画像として保存
「Print」=印刷
ざっくりと15分ほどでマインドマップ自己分析表を作成してみました。作成途中ですが、この続きは自分のなかに秘めておこうと思います。
このように整理してみると、矛盾した部分も出てきます。矛盾に気付かずESや面接対策をしていくと、つじつまが合わないことになってしまいます。矛盾を見つけたら、今までの具体的なエピソードと絡めて深掘ることで、実際はどうなのかを確かめつつ、面接で話す内容まで考えることができます。
また、最初はネガティブな言葉でも、書き足していくうちにポジティブな言葉に変わっていったり、短所から長所を知ったりすることができました。
▼マインドマップ作成中
マインドマップで周りに差をつける就活を!
今回の記事では、就活に活用できる無料のツール「MindMap」を紹介しました。
自分のことをじっくり考える機会は、人生で数えられる程度だと思いますので、マインドマップを使い、周りの就活生より一段レベルの高い自己分析をしちゃいましょう。きっと、あなたの強みが見えてくるはずです。
web業界を目指す人は、「webが好きすぎて自己分析もwebツールでやってみたんですよ」なんてさらっと面接でアピールしてもいいかもしれませんね。
引き続き、頑張りましょう!