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「リスティング広告っていくら掛かるの?」の答え

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リスティング広告っていくら掛かるの?

 「その疑問に答えましょう。そんなこと考えるのはナンセンスです」

 

 その疑問、実はリスティング広告を始める上で考える必要のない疑問なのです。本当に考えるべきことは、「リスティング広告っていくら掛かるの?」ではなく、「自分の場合はリスティング広告で何がしたくて、そのためにはいくらまでなら掛けていいのだろう?」ということと、「配信したい業界の相場はいくらなのだろう?」ということです。

何のためにリスティング広告をするの?

 まずリスティング広告をする目的です。商品・サービスの購入を目的としたリスティング広告と、商品・サービスの認知を目的としたリスティング広告では計測すべき項目が異なります。なぜなら成果とするものが違うからです。
 購入を目的としていれば売上げにつながること、ECサイトであればサイト上での商品購入、エステのサイトであればweb予約、専門学校であれば入学に繋がる説明会予約や資料請求などを成果とします。サイトに流入してもユーザーがそれらの行動に至らなければ成果にはカウントされません。コスト、サイトへの流入数、成果に至る数・率など注目すべき項目は複数にわたります。
 一方、認知を目的とするのであればサイトに流入さえすればいい、つまりクリックさえ獲ることができればいいというケースが多いです。クリック数や1クリックあたりのコストに注目することとなります。

いくらまで掛けていいの?

 それではそれぞれの目的に対していくらまで掛けていいのでしょうか?
 まず購入を目的とした場合です。1ヶ月でリスティング広告に2万円を掛けて1万円の商品が1つ売れたとします。2万円を掛けたのに1万円の商品しか売れなかったのでリスティング広告は効果がない、と捉えてしまってよいのでしょうか。広告費の場合はユーザーへの一度のアプローチが定期購入など永続的なリターンの発生に至る場合も、そのユーザーの周りが口コミによって新たなユーザーになる場合なども考えられ、一概に「広告費<直接的なリターン」でなければ失敗だと考えることはできません。扱う商材・サービスによって掛けられる広告費は変わってくるものです。
 次に認知を目的とした場合です。認知は直接的なリターンを測定することができません。TVCMなどと似ています。例えば大々的にCMを流した後に商品の売上げが上がったとします。売上げが上がった原因はそのCMかもしれませんし、ある一人の購入者が大きな影響力を持っており、その人の口コミが原因かもしれません。測定ができないということはその効果がどれほどか、ということが分からないということです。よってたとえ効果が0だとしても、元がとれないとしても、この額までなら出していいという額を広告費に使うことになるでしょう。
 リスティング広告に掛ける費用は「いくらまで」と最初に自分で決めて良いのです。またリスティング広告は都度数値を確認することができるので、そのときのあなたの状況に合わせて掛ける広告費を変えても良いのです。
 だからといって何の予測も立たない状態で始めるのは躊躇してしまうかもしれません。そこで「配信したい業界の相場はいくらなのだろう?」と考えるのです。

相場はいくら?

 シミューションというものを1つの参考にすることができます。シミュレーションはGoogleAdWords(グーグルアドワーズ)のキーワードプランナーを用いて作成します。配信したいキーワード・地域・期間を設定し、そのキーワードの表示回数やクリック数、コストの推定値を出すことができます。

1.まずはどんなキーワードで配信するかを決めます。シミュレーションの前提としてキーワードの選定を間違っていはいけません。

2.次にGoogleAdWords(グーグルアドワーズ)の管理画面にアクセスし、運用ツールタブからキーワードプランナーを選びます。

3.上から3つ目の「キーワードリストのトラフィックの予測データを取得」を選びます。
 

KWP1

 4.キーワードを入力し、ターゲット設定や期間を選び、「予測データを取得」を押します。
 

KWP2

 5.キーワードタブを選びます。キーワードのマッチタイプを選ぶことができますが、部分一致やフレーズ一致では推定値の信憑性が下がってしまうため、完全一致を選択し、順位も1位表示になるよう入札単価を設定します。すると1日あたりの表示回数・クリック数・費用・クリック率・平均単価・平均掲載順位の推定値が表示されます。
 

KWP3

 6.ダウンロードを押すとcsvを吐き出すので、一日あたりの数値にそれぞれ30をかけて一月あたりの数値にすることができます。そこからCV率0.5%の場合、1%の場合などを想定してCV数やCV単価がどうなるのかを求めることができます。
 

KWP4

 ※キーワードによっては表示回数が0となるものもありますが、推定値を出すためのデータがGoogleAdWords(グーグルアドワーズ)にないだけで決して検索がされない、というわけではありません。

季節は考慮されるの?

 配信の期間を選択することができるので、花見の時季だけレンタル品の広告を出したい、クリスマス時季だけのキャンペーンをやりたい場合は、その期間を選択すると良いでしょう。また、1年を通して毎月同じ費用を使うのではなく、検索数の増減によって月毎に予算を配分するのも良いでしょう。
 実際に季節が反映されているのか調べてみました。キーワードは「年賀状」「花見」「iPhone」の3つで、月毎に推定値を出しています。

【1.年賀状】
 年賀状の表示回数(imp)とclick数の推定値をグラフにすると、
 

年賀状グラフ

  やはり年末から12月の末にかけて表示回数もクリック数も増えますね。しかも9月に入ってから伸び始めるということは、早い人は9月から準備を始めるのでしょう。私個人としては準備が早いなあと感じてしまいます。

【2.花見】
 

花見グラフ

 花見は今の時期から伸び始めるようです。花見向けの商材をお持ちの方はこれからが勝負時です。

【3.iPhone】
 

iPhoneグラフ

  iPhoneは9月ごろにピークがあります。これは2011年~2014年のiPhoneの発売日が9月10月であったためでしょう。それ以前のiPhone発売日は6月7月だったので2010年に推定値を出していたとしたら現在のグラフとは違う曲線を描いていたかのかもしれません。また10月からクリック数が伸びるのはクリスマス商戦が原因ではないでしょうか。

 広告費の不安に答えるシミュレーション。ただしあくまでも推定値であるので必ずしもこの値になるとは限りません。しかし、「あるキーワードでリスティング広告を出してみようと思うのだけれど、そもそも検索数はあるのかな?」、「検索されやすいキーワードで出すと費用が掛かりすぎるから、細かなキーワードに変えるべきかな?」のような疑問に対するヒントになります。
 リスティング広告を自分で始めたいという人や、運用代行企業に頼もうかと思っているけれど電話で聞くと営業トークが面倒だなと思う人などは、一度自分でシミュレーションを作成してみると良いかもしれません。

まとめ

 リスティング広告導入に悩み、立ち止まってしまっている人は、「リスティング広告っていくら掛かるの?」という考えから、「自分の場合はリスティング広告で何がしたくて、そのためにはいくらまでなら掛けていいのだろう?」「配信したい業界の相場はいくらなのだろう?」という考えにシフトしましょう。リスティング広告をやっていいのか、駄目なのか・・・と悩むのではなく、自分はリスティング広告をやるのか、やらないのかと考えてみましょう。そうすれば道が開けて進んでいけるかもしれません。

 また、考えた結果、リスティング広告の代理店に問い合わせてみようと思ったら、下記の記事を参考にリスティング広告の代理店を選んでみてはいかがでしょうか?
リスティング広告代理店を選ぶ6つのポイント。失敗しないための外注先の選び方

 

参照元:

 

画像:

GlenBledsoe

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