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- On 10月 14,2016

こんにちは!PRライターのかみむらです。
先日の「Webライター入門セミナー~ライターになるなら知っておきたいコンテンツマーケティング基礎知識~」にお越しくださったみなさま、ありがとうございました!
講演内容チラ見せレポート、今回も「PRライター養成講座」卒業生でもあり、アシスタントさんをしてくれている、PRライターのふじもとめぐみちゃんが執筆を担当してくれます。
PRライターのふじもとです。
Webライターとして活躍されている人って、つまりクライアントから求められている人ですよね。つまり、企業のニーズを満たしているということです。
企業が求めていること、それは直接的または間接的にでも、収益に貢献できることです。
「企業の収益に貢献するなら、マーケティングの基礎知識である『AIDMA』を意識すると良いですよ」と、かみむらさんがおっしゃっていました。
わたしは初めて聞く単語だった、AIDMA。
のつけ方から記事全体を通して、この「AIDMA」を意識した記事を書くことができれば、グッとクライアントのニーズに応えられる文章が書けるようになります。
今回は、オウンドメディアを運営している企業から「記事コンテンツの執筆」の依頼を受けた場合、AIDMAの法則をどう活かすことができるかについてお話していきますね。
Contents
「AIDMA」の法則って、なに?
「AIDMA」とは、1920年代アメリカのサミュエル・ローランド・ホールが論文「Retail Advertising and Selling」で提唱した消費者行動モデルです。
AIDMAモデルは、認知から購買までの消費者の行動プロセスを表しているのですが、ライティングにも応用することができます。
「AIDMA」の名称は、消費者の行動の頭文字をとったもの。
それぞれの意味は、Attention(注意)→Interest(興味)→Desire(欲求)→Memory(記憶)→Action(行動)です。
これを元に、読者の心をつかむために、意識できるポイントをご紹介します!
Attention:タイトルやアイキャッチで注意をひく
読者は、記事に書かれていることが自分にとって役立つ内容かどうかを判断するために、まずタイトルを読みます。
タイトルを読めば、「お!なんだろう?」という気持ちが湧いてくるようなタイトル作りにこだわりましょう。
または、「自分に関係のあることかも…」「読むと役に立ちそうだなぁ」という注意をひくのもよいですよね。
また、アイキャッチを工夫するのも大切です。
アイキャッチというのは、記事が一覧表示された際やシェアされた際に表示される、メイン画像のことです。
画像は人の目にとまりやすいので、アイキャッチで、タイトルや記事の概要などを読者に伝えることができると効果的です。
読んでもらうためには、まず「あなたに関係のある記事ですよ、あなたが読むと役に立ちますよ」と伝えることが大事なんですね。
ひと目でそれが伝わるように、漢字、カタカナ、ひらがなのバランスを考えることも大切です。
Interest:リード文や見出しで興味をそそる
次に大切なのは、読み手に興味を持ってもらうことです。
自分に役に立ちそうと思ってもらうには、タイトルだけでなく、内容が大事ですよね。とくに、リード文や見出しにはこだわりましょう。
「信頼できそう」「わたしの困ってることを解決してくれそう」その根拠になることがリード文に書いてあると、その先もちょっと読んでみたい!という気持ちが湧いてくるものです。
専門家の人が教えてくれているもの、さまざまな人の口コミが良いことなどを記事の冒頭に記載というのも、「読むべき記事だ」という信頼性をアップする工夫の1つですね。
Desire:内容で「欲しい、関わりたい」と思ってもらう
記事を依頼してくださるクライアントの要望によって、さまざまなゴールがありますよね。アプリをダウンロードしてもらうとか、問い合わせをしてもらうなど。
読者がそうしたくなるように、「欲求を駆り立てる」というのが次の段階です。
例えば、何か商品を紹介するような記事の場合、どうすれば読者は購入しようと思うでしょうか。
自分の体験を振り返ってみました。
わたしが買い物で欲しいなって思う瞬間は、そのアイテムを持ってることで自分の生活が便利になるのがイメージ出来たり、テンションが上がるような感じがしたときです。
最近ミラーレスカメラをネット上でお買い物しました。
記事を読んだときに「旅行などのイベントで、キレイな写真が撮れそう。持ち運びが便利そうだし!」という気持ちになったからなんです。
かみむらさんの言葉をお借りすると、「そのサイトの他の記事もどんどん読んで、その後に気分が良くなる、幸せになる、安心する、などの感情がわく。それをイメージできると、欲しいなって思えるようになります」とのことでした。
なので、そういった強い気持ちがわくようになっているか、書き上げた後に読者になったつもりで、もう一度文章を読み直してみましょう。
ちなみに、不安をあおってその不安を解消しますよ?というような記事なども読まれやすいという現実もあるようです。
Memory:記憶に残す
実は、この「AIDMA」、以前は「AIDA」という法則でした。
ネットでの買い物が一般的なものになったころから、欲しいと思った商品を記憶するというフローが追加されました。
高価なものや、長年使っていくものだと、お店で見てすぐに買うということは少ないのではないでしょうか。
私の場合、カメラが欲しいなって思ってから、「一眼にしようかな?」、「ミラーレスにしようかな?」など、いろんな商品を調べてみました。
一度記事から離れた読者がもう再確認したくなる、また参考にしてくれるような良質な記事を書くことを心がけるといいですね!
Action:行動をうながす
クライアントの収益に貢献する。すなわち、収益に結びつく記事を書くというのは、商品を購入してもらう直接的な方法だけじゃなくて、ファンになってもらうことも、間接的な意味で含まれます。
例えば、以下のようなことが果たせる記事あれば、クライアント企業の「ファン化」に貢献したと言えそうです。
- 読者がそのサイトにある他の記事も、たくさん読む
- ブックマークする
- シェアする
- アプリをダウンロードする
- メルマガに登録する など
読んだ人の心が動く、そしてその人の行動をそっと応援できる文章になっていると、読者も「よし!決めた」と行動しやすくなるはずです。
AIDMAの法則、オウンドメディアに載せる記事を書くときにも役立ちそうなエッセンスがたくさん含まれていました。
わたしも、AIDMAの法則を意識して、記事を書くように心がけています。
みなさんも、意識してみてください!
Webライターとして活躍しよう
現在、Webライターとして活躍したい人に向けてセミナーを開催しています。
今回ご紹介したAIDMAだけでなく、オウンドメディアのWebサイトで書く記事の質をアップさせていくための知識をたくさんお届けしていますよ。
Webライターを目指す!という方は、ぜひお気軽にお越しください。
最新情報は、Peatixグループ「Webライター入門セミナー」をフォローしてチェックしてくださいね!
過去に開催したセミナー
・Webライター入門セミナー?ライターになるなら知っておきたいコンテンツマーケティング基礎知識?
・Webライター入門セミナー?ビジネスに活きる!人を動かす文章の書き方?
かみむらゆい
PRプランナー、PRライターとして企業や個人のコミュニケーションデザインをおこなう。2009年ニューヨークにてPRプランナーやライターとして活動。帰国後、IT系PRカンパニーにて勤務。2014年にフリーランスとなる。
2016年9月、株式会社 itty selectionを設立。中小企業の成長や、人々のキャリアアップ・自立を支援するため、PRプランニングやPRライティングに加え、PRパーソンやWebライター育成事業を展開。留学や海外進出支援サービスも提供。
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