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GoogleAnalytics(グーグルアナリティクス)はサスペンストリックに使えるのか?【地域の正確性を検証】

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GoogleAnalytics(グーグルアナリティクス)における地域の正確性についての記事です。

GoogleAnalytics(グーグルアナリティクス)のユーザー所在地の正確性は?

 時刻表トリックとは、サスペンス小説やドラマで用いられるアリバイトリックのひとつ。あたかも犯行時刻に現場にいられなかったように見せかけ、実は犯行に及ぶ前後で鉄道などの交通機関を利用し通常考えられる移動時間よりも短い時間で犯行現場と遠隔地を行き来していた、というトリックです。時刻表トリックで有名といえば西村京太郎サスペンスかなと思います。読んだことのない筆者でも名前を知っているくらいなので、時刻表トリックについて知りたい方は西村京太郎さんの著書を読んでみるといいのではないでしょうか。
 ところで場所といえば、GoogleAnalytics(グーグルアナリティクス)ではリアルタイム表示でユーザーの居場所が分かる機能があります。リアルタイムタブのサマリーや地域の項目で確認することができます。またリアルタイムではなくてもユーザータブの地域であとからユーザーがどこからアクセスしたのか確認することができ、地域レポートをエクスポートできます。
 しかしここで表示される地域は何で判断されていてどこまで正確なのでしょうか。
 もしかしたら時刻表トリックならぬGoogleAnalytics(グーグルアナリティクス)トリックも可能なのか、今回はそのユーザー所在地の正確性に迫ります。

いろんなところでサイトにアクセスしてみた

 どのくらいの精度なのか、GoogleAnalytics(グーグルアナリティクス)を見ながらサイトにアクセスし、リアルタイムでどこにいると判断されるか試してみました。
 方法は2通り、1つ目は実際にその地域にいってサイトにアクセス、GoogleAnalytics(グーグルアナリティクス)のリアルタイムでどこにいると判断されるか見てみます。2つ目はクロームの地域設定機能を使って、実際にいる場所以外の地域を設定した状態でサイトにアクセスし、こちらも同様にGoogleAnalytics(グーグルアナリティクス)のリアルタイムで確認します。

<<検証方法>>
【1】様々な場所でアクセス
1.GoogleAnalytics(グーグルアナリティクス)のリアルタイムタブをからサマリーを選択
2.他にアクティブユーザーがいないタイミングを見計らってサイトにアクセス
3.GoogleAnalytics(グーグルアナリティクス)のアクティブユーザーが1人になり、アクセスしているURLとGoogleAnalytics(グーグルアナリティクス)に表示されているアクティブなページが同一のものか確認
4.サイト内で他のページに3回移動し、GoogleAnalytics(グーグルアナリティクス)のリアルタイムに表示されるアクティブなページが連動して変わるか確認する
5.4でアクティブなページが連動して変わった場合、そこで表示されているリアルタイムユーザーは自分であると判定する
6.実際にアクセスしている地域とGoogleAnalytics(グーグルアナリティクス)で表示されている所在地を記録する

※遠隔地にいる人と協力する場合は、携帯で連絡をとりながら片方がGoogleAnalytics(グーグルアナリティクス)を見て、片方がサイトにアクセスしてサイト内を遷移する。

【2】クロームの地域を変更
1.GoogleAnalytics(グーグルアナリティクス)のリアルタイムタブをからサマリーを選択
2.クロームの地域設定で現在地とは異なる地域を設定
3.GoogleAnalytics(グーグルアナリティクス)のアクティブユーザーが1人になり、アクセスしているURLとGoogleAnalytics(グーグルアナリティクス)に表示されているアクティブなページが同一のものか確認
4.サイト内で他のページに3回移動し、GoogleAnalytics(グーグルアナリティクス)のリアルタイムに表示されるアクティブなページが連動して変わるか確認する
5.4でアクティブなページが連動して変わった場合、そこで表示されているリアルタイムユーザーは自分であると判定する
6.クロームで設定している地域とGoogleAnalytics(グーグルアナリティクス)で表示されている所在地を記録する

 クロームでは現在地の設定を変更することができます。検索結果画面の検索窓の下に「検索ツール」という表示があるので、そこをクリックすると現在地が表示されるのでそこをクリック。すると「現在地を入力」とあるので自由に都市名を入力しましょう。設定を押せば所在地の変更は完了です。 

クローム地域設定

  この方法を使うと、例えば福岡でしか配信していないリスティング広告を東京にいながら確認することができます。

<<結果>>
【1】様々な場所でアクセス
 次の表に実際の場所とGoogleAnalytics(グーグルアナリティクス)での地域をまとめました。 

実際にいる場所で

  2箇所検証したところ都道府県レベルでは合っていますが、市区町村レベルではずれているという結果に。県境の市区町村では隣の県と判断されてしまうかもと思っていましたが、3箇所目の結果でもはやそんな問題ではないと思いました。都道府県レベルで違うだと!?
 協力してくれた栃木県那須塩原市の友人いわく、直近で横浜市に行ったのはいつだったか覚えてないくらい昔だそうです。ちなみに那須塩原市と横浜市は200km以上離れています。 

横浜と那須塩原の距離

 【2】クロームの地域を変更
 今回は北海道札幌市と沖縄県那覇市にクロームの地域を設定してサイトにアクセスしました。結果を次の表にまとめています。 

クロームの設定で

  結果はどちらも東京都千代田区。どうやらクロームの設定で居場所を偽ることはできないようです。

なぜこのような差がでるの?

 なぜこのような差が出るのか「アナリティクス 地域 正確性」でググってみました。
 するとどうやらGoogleAnalytics(グーグルアナリティクス)ではユーザーのIPアドレス情報から地域を判断していると考えられるそうです。IPアドレスから地域を照合するデータベースは複数種類存在しますが、GoogleAnalytics(グーグルアナリティクス)でどれが用いられているのかは不明。ではIPアドレスから地域を照合するデータベースがどれ程正確なのかというと、市区町村レベルで判定ができるものも存在するとのこと。
 そもそもIPアドレスはIPアドレスの国際管理団体が国ごとに割り振り、それを国の管理団体によってさらに地域ごとに割り当てるものだそうです。つまりその時点で地域が正確ではないとGoogleAnalytics(グーグルアナリティクス)でも地域を正確に見ることはできないということです。

あくまでも1つの参考に

 検証を始める前は「市区町村レベルではズレが生じるかな。都道府県レベルなら合っているのでは?」くらいの気持ちだったので、栃木県那須塩原市が神奈川県横浜市としてカウントされたことに驚きを隠せません。
 GoogleAnalytics(グーグルアナリティクス)での地域レポートはあくまでも1つの参考として見るのが良さそうですね。とりあえずサスペンストリックにGoogleAnalytics(グーグルアナリティクス)を用いるのは難しそうです。

 

参照元:

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