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【リスティング広告】キーワードシミュレーション完全マスターマニュアル

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リスティング広告のキーワード。どのようなキーワードを設定すればいいのでしょうか?そのキーワードは検索母数があるのか、お金がどのくらい掛かるのか・・・・・・。
リスティング広告の導入を検討する際、多くの方がそのような疑問を持つのではないでしょうか?
そんな疑問に答えるために、今回はキーワードシミュレーションツールについてご紹介します。
これでキーワードの選定に迷いなし!

キーワードシミュレーションツールとは

キーワードシミュレーションツールとは、リスティング広告においてキーワードの表示回数(=検索母数)やクリック単価などのシミュレーション値を知るためのツールです。
GoogleAdWords(グーグルアドワーズ)では「キーワードプランナー」が、Yahoo!スポンサードサーチでは「キーワードアドバイスツール」が、それぞれ管理画面上で提供されています。過去の数値をもとにシミュレーション値を求めてくれます。

キーワードシミュレーションツールを用いることである程度、どのくらいの順位でどのくらい広告が表示され、どのくらいクリックを獲得でき、それにはどれくらいの費用が掛かるのか、目安を持つことができます。
競合の多い業界で、コアキーワード(そのサービス・商材をぴったり言い表す言葉)で広告を表示させようとすると広告費が高くなる傾向にあるため、実際の相場がどのくらいか確かめることもできます。
一方、世の中にまだ浸透していないサービス・商品であると、コアキーワードでの検索はそもそも少なく、張り切って多額の広告費を用意したものの使い切れない、ということも予測することができます。

GoogleAdWords(グーグルアドワーズ)のキーワードプランナー

GoogleAdWords(グーグルアドワーズ)では運用ツールのひとつとして「キーワードプランナー」が提供されています。アカウントにログインし、管理画面上部のメニュー「運用ツール」から「キーワードプランナー」を選択します。

 

keyword-planner-tools-of-googleadwords

 

キーワードプランナーのページに遷移します。左下の「予算の計画と予測データの取得」の「クリックと費用の掲載結果予測を取得」をクリックします。

 

get-the-forecast-of-click-and-cost

 

入力欄が開くので、そこに調べたいキーワードや配信の条件を入力・指定していきます。

 

input-field-of-keyword-planner

 

キーワードのアップロード方法は2つあります。1つは直接入力する方法で、もう1つはcsv形式/TSV形式/テキスト形式のファイルをアップロードする方法です。

【直接入力】
キーワードは1行に1つずつ、もしくはカンマ(,)で区切って入力します。
キーワードのマッチタイプは、キーワードに何もつけずに入力すると部分一致、“”で囲むとフレーズ一致、[]で囲むと完全一致として認識されます。入力欄で指定しなくとも後で変更ができるので、括弧をつけずに入力したほうが手間がなくていいかもしれませんね。
この方法の欠点は、一度に入力できるキーワードは最大1,000個までしか対応できないという点です。候補となるキーワードが1,001個以上の場合は1,000個ずつに分けてシミュレーションを取得するか、1,001個以上3,000個以下であれば、次に紹介するファイルのアップロードを利用してください。

【ファイルのアップロード】
Excelの同一列の各セルにキーワードを記入します。

 

excel-csv-for-keyword-planner

 

そのデータをcsv形式/TSV形式/テキスト形式で保存します。
直接キーワードを記入する欄の下に「ファイルを選択」とあるので、そこから保存したファイルを選択します。

キーワードを入力したら、キーワード入力欄の下部で配信時の設定を指定します。指定できる項目は、地域・言語・広告の掲載枠・除外キーワード・期間です。

地域:
配信する予定の地域を選びます。デフォルトでは日本全域に設定されていますが、商圏のあるサービス・商品であれば、その商圏のみを配信地域に絞ってシミュレーション値を出してみてはいかがでしょうか。

言語:
検索時に設定している言語を限定できます。たとえば、日本に滞在するアメリカ人に広告を表示させたい際は地域を日本にして言語を英語にすることで、そのターゲティングの精度が高まるかもしれません。

広告の掲載枠:
Googleのみに表示させる場合と、Goolgeと検索パートナーの両者に表示させる場合を選べます。検索パートナーとは、BIGROBEやgooなどの、Google以外の検索サイトです。
検索パートナーについては下記の記事で詳しく説明しています。
検索パートナーとは

除外キーワード:
もし部分一致のキーワードのシミュレーション値を求めるとすると、キーワードに関連する語句にも表示されるため、表示回数に広がりが見られます。そこで除外キーワードを指定することで、そのキーワードを含まないシミュレーション値のみを求めることができます。
例えば「探偵」というキーワードのシミュレーション値を求める際、部分一致の設定では「名探偵コナン」のシミュレーション値を含めてしまうかもしれません。「コナン」を除外キーワードに設定しておくと良いでしょう。

期間:
まず「1週間以内に開始」と「カスタムの期間」のうち、いずれかを選択します。ある特定の期間のみに広告配信を検討している場合は「カスタムの期間」が良いでしょう。例えばバレンタインの時期にだけチョコレートの広告を出す場合です。
次にシミュレーション値をどの単位で出すかを選択します。日/週/月/四半期/年から選ぶことができますが、J&B Laboでは日で出すのを推奨します。なぜなら、週や月などの場合、どこの週や月ので求められた数値なのかが不明だからです。日単位であれば1日あたりの平均でしょうが、週は日~土曜なのか、水~火曜なのかさえも不明です。
シミュレーション値はシミュレーションである時点で不確実なものなので、条件において、できるだけ不確実な条件を省いておくのが望ましいです。

キーワードと配信時の設定を指定したら「予測データを取得」を押します。すると下図のようなページに遷移します。
ここでは入力されたキーワードを全広告グループにまとめた上で、その広告グループの全体値が表示されます。キーワードごとのシミュレーション値を見たいので、キーワードのタブを選択します。

 

ad-groups-tab-of-keyword-planner

 

キーワードごとの数値が表示されますが、キーワードのマッチタイプが部分一致になっています。ここでシミュレーション値の不確実性を低めるために、不確実は条件を除いていきます。
まずキーワードが部分一致では、どんな検索まで広告が表示されるのかが、その時々によって変わるため、シミレーション値の元になっている過去の数値も信用できないものとなります。よってより確実なものを求めるのであれば、マッチタイプは完全一致にするのがおすすめです。
マッチタイプから完全一致を選択すると、完全一致の数値に切り替わります。

 

to-change-the-match-type-of-keyword-planner

 

また、掲載順位に関しても、広告が3位までしか出ない場合もあれば5位まで表示される場合などがあるので、確実に表示される1位を想定したものが望ましいです。左上に入札価格を入力する欄があるので、入札価格で想定の掲載順位を調整します。入札価格は最大99,999円まで選択できます。

 

to-set-the-bid-price-of-keyword-planner

 

1位掲載の場合のシミュレーション値が表示されましたが、そこから計算を行いやすくするため、「ダウンロード」を押してCSVファイルとしてダウンロードしましょう。

 

download-screen-of-keyword-planner

 

csvファイルを落としたら、知りたい日数分の数値になるよう調整したり(1日あたりのシミュレーション値に15を掛けて半月分のシミュレーション値に換算するなど)、シミュレーション値からコンバージョン率(CVR)が仮に0.5%、1.0%、2.0%のときのそれぞれのコンバージョン数やコンバージョン単価(CPA)を求めたりすることもできます。
ファイルを開くと様々な数値や言葉が記載されていますが、欲しいものは「Keyword(キーワード)」と「Estimated Clicks(推定クリック数)」、「Estimated Impressions(推定表示回数)」、「Estimated Cost(推定コスト)」の3つです。

試しに、「リスティング」「リスティング広告 代理店」「リスティング広告」のキーワードを、完全一致で掲載順位1位に表示させた場合のシミュレーションを出してみました。期間は1日あたりの数値で出しています。
それらに30を掛けて1か月分の数値にしてみます。そこからクリック率(CTR)とクリック単価(cpc)を計算して求めました。

 

in-terms-of-simulation-value

 

「リスティング」「リスティング広告 代理店」「リスティング広告」のキーワードを完全一致で30日間、掲載順位1位で広告表示させたとすると、合計で21,600回広告が表示され、641回クリックされ、1,672,710円のコストが掛かる、ということが分かります。

もしコンバージョン率が1.0%ならば、

コンバージョン数
 =クリック数×コンバージョン率
 =641×1.0%
 =6

コンバージョン単価
 =コスト/コンバージョン数
 =1,672,719/6
 =278,787円

と想定値を求めることができます。

Yahoo!スポンサードサーチのキーワードアドバイスツール

次にYahoo!スポンサードサーチのキーワードシミュレーションツール、「キーワードアドバイスツール」について説明します。

まずはYahoo!スポンサードサーチの管理画面からツールタブを選択します。ツールタブの左上に「キーワードアドバイスツール」があるのでクリックします。

 

keyword-suggestion-tool-of-yahoo-promotion-ad

 

GoogleAdWords(グーグルアドワーズ)のキーワードプランナーとは入力できるキーワード数や条件が異なります。

対象年月:
シミュレーションを行う日の翌月から3ヶ月のうちの1ヶ月しか選べません。
月単位の数値のみです。

キーワード:
直接入力のみとなります。1行に1つずつ入力するのはGoogleAdWords(グーグルアドワーズ)と同じです。
入力したキーワードをもとに関連したキーワードについても自動でシミュレーション値を求める際は「キーワードを拡張」のチェックボックスにチェックをいれましょう。その場合のキーワードの入力数は最大50個です。自分ですべてキーワードを指定する場合は最大100個まで一度でシミュレーション値を求めることができます。

入札価格:
Yahoo!スポンサードサーチでは最大50,000円までの入札となるため、入力できるのも50,000円までです。

スマートフォン入札価格調整率:
GoogleAdWordsのキーワードプランナーにはない条件です。スマートフォンに広告が表示される場合、入札価格を指定した割合で上げ下げできます。
例えば入札価格が100円、スマートフォン入札価格調整率が引き上げ率300%ならば、スマートフォンに広告が表示されるときの入札価格は
 100円+100円×300%=400円
となります。また、調整率を引き下げ率100%とすると、
 100円+100円×(-100%)=0円
となり、スマートフォンに表示される際のシミュレーション値を除いて求めることができます。

マッチタイプ:
GoogleAdWords(グーグルアドワーズ)のキーワードプランナーと異なり、フレーズ一致を選択することができません。部分一致か完全一致の二択です。

除外キーワード:
以前はGoogleAdWords(グーグルアドワーズ)同様、除外したい語句を指定できたのですが、2015年11月2日をもって指定することができなくなりました。

 

input-field-of-keyword-suggestion-tool

 

条件を指定して「キーワードを抽出」をクリックすると、記入欄の下に結果が表示されます。

 

result-screen-of-keyword-suggestion-tool

 

GoogleAdWords(グーグルアドワーズ)のキーワードプランナーと同様にcsv形式でファイルをダウンロードできるので、前章の同じ流れでコンバージョン率やコンバージョン単価の想定値を求めることができます。

またYahoo!スポンサードサーチのキーワードアドバイスツールのおもしろい点は、GoogleAdWords(グーグルアドワーズ)のキーワードプランナーと異なり、デバイスをPCのみとした場合の検索ボリューム推移と属性別検索割合を見ることができる点です。
検索ボリューム推移は月単位、もしくは時間単位のグラフで表示されます。

▼月単位

 

result-screen-of-monthly-keyword-suggestion-tool

 

▼時間単位

 

result-screen-of-the-time-unit-of-the-keyword-suggestion-tool

 

属性別検索割合は、性別・年代別・地域別・曜日別の4タイプで見ることができます。

 

result-screen-of-each-attribute-of-the-keyword-suggestion-tool

 

キーワードの条件指定についてはGoogleAdWords(グーグルアドワーズ)のキーワードプランナーの方が細かく設定できますが、時間帯やユーザーの属性など、複数の切り口から推定値を求められる点がYahoo!スポンサードサーチのキーワードアドバイスツールの勝っている点です。

あくまでシミュレーション値だということは忘れずに!

これでシミュレーション値の求め方は完璧になりましたね。
しかしあくまでもシミュレーション値はシミュレーション値であり、確実なものではありません。また、シミュレーションを作る際に使用するアカウントや、時期によって数値も変わってくるようです。
実際に配信したところ、シミュレーション値よりも検索回数が多かったり少なかったりということもあり得ます。人の検索行動はそのときの流行やニュースなどにも左右されるので、やってみなければ分からない、というのがリスティング広告なのです。
大切なのは広告を配信した後のデータをもとに改善を続けていけるか、ということをお忘れなく!

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