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今すぐ取り除け!画像認証がコンバージョンを激減させている!

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ユーザー体験の改善方法はたくさんある。そして、もちろんコンバージョン率の最適化は重要な位置をしめるだろう。今日は、たったひとつのユーザー体験に絞って話を進めたい。それは画像認証であり、なぜ私が画像認証は有害だと思うかについてだ。 

画像認証はイライラする質問をしてくる

もしあなたが画像認証に出くわすということは、つまり「あなたはロボットですか?」と質問されているようなものだ。これは実際の店舗であれば、入店しようとしているお客様に対してドアの前で「あなたは泥棒ですか?」と訊いているようなものだ。 まずは、こんな質問から始まった。01 そして、次はこれだ。02  このような画像認証を見るたびに、私は文字通り、近くの壁にこんなものがあればなぁと思う。03

「ここに頭をうちつけて!」

 

画像認証は、あなたとお客様の間のバリアでしかない

2009年に、Casey Henryが画像認証がコンバージョン率に与える影響について、素晴らしい記事を書いている。彼は画像認証を取り除けばコンバージョン率が3.2%上がると強調した。このテストで利用された画像認証が古いタイプのものであるということはどうでもいい。3.2%は多くの会社にとって大きな収益チャンスだ。 04

昔ながらの画像認証

 

画像認証はソリューションではない、問題だ。

2013年の最初にTickemaster社はついに従来の画像認証を取り除くと宣言した。Ticketmaster社は、次にSolveMedia社のシステムを採用した。このシステムはユーザーに画像や動画を表示し、ユーザーはその画像に関連付けられたフレーズを記入しなければいけないというものだ。動画であれば描写的なフレーズが動画内に現れ、それを下の空欄に記入しなければいけない。これをしたくないなら、彼らは動画をしばらくの間、見続けなければならない。(YoutubeのTrueview広告みたいに!)05現在では、多くの企業がスパムロボットをフォーム送信から排除するセキュリティ製品を提供している。多くの製品は人間にとって簡単な認証にすることでユーザー体験を改善していると謳っている。それらの製品には多様な種類がある。簡単な足し算を要求するもの、画像が中心なもの、Are You Humanのように、ゲーム化されたものまであるのだ。しかしながら、これらの”ソリューション”は同じ問題を抱えている。ユーザーである私は購入を完了したり、フォームを埋めたり、ただコメントを送信しようとしているだけなのだ。そしてウェブサイトを提供するあなたは私と私の目的の間に、これらのテクノロジーを駆使したうっとおしいバリアを張ってくるのだ。いくらかのスパムを選り分ける作業をサボりたいためだけに!もうひとつの大きな問題は、これらの質問は目が見えない人や弱い人にとってはユーザーフレンドリーではないということだ。いくつかの製品は音声での画像認証を付加しているが、私たちが長年イライラしてきた根本的な問題は解決していない。 

画像認証は広告のために作られている。ユーザーのためではない。

私が画像ベースの認証を見て一番の違いだと思うのは、それらの認証はユーザーに広告を見させるための機会になっているということだ。あるケースでは、次のページに進むためだけにまるまる広告動画を見させるものまで存在する。

ユーザーは美しくデザインされたページにわずかに設置されている広告でさえ気に入らない。それなのに、私たちは広告を見るかどうかを選ばせずに、どんどんユーザーに強制的に広告を見せるという方向に向かっている。 

じゃあみんな画像認証は使わなくなってるってことでしょ?

Casey Henryのような研究の存在にも関わらず、画像認証の使用数は実際には増加している。おそらく多くのウェブマスターにとって画像認証は当たり前のもの、下手をすれば標準装備のものになってしまっているのだ。Drupalの使用状況をみると、Drupal単体で200,000人の画像認証利用者がいることが分かっている。たくさんの人のユーザー体験にとって、これは障壁だ。

06

 

画像認証は人間には簡単だが機械には難しい?

スタンフォード大学で行われた人間による画像認証の研究によると、画像認証は人間には簡単だが機械には難しく作られているらしい。しかし、eBayは1,100人以上の人でテストを行い、11,800以上の調査結果を集め、一週間分にあたる全データの中から14,000,000以上のサンプルを研究した結果、画像認証がいかに人間にとっても難しくなったかを明らかにした。研究によると平均して、

  • 視覚による画像認証は、9.8秒ほどかかる
  • 音声による画像認証は28.4秒ほどかかる
  • 音声による画像認証は約50%のユーザーが認証をあきらめる

 

じゃあ解決策は?

画像認証には使い時がある。設置を避けられないウェブサイトもあるだろう。しかし、広く使われるようになったソリューションは、ハッカーのターゲットにもなるのだ。さて、とてもシンプルでユーザー体験を損ねることなく、スパムの量を削ることが出来る方法を紹介しよう。 

Akismet

Akismetはユーザー体験に影響を与えない効果的なスパム防御策だ。さまざまな種類のプラグインで提供されており、簡単にあなたのサイトにも導入することが出来る。Akismetは数百万のウェブサイトをモニタリングしており、スパムコメントを取り除くためのメソッドを常に磨き続けている。 

ハニーポット・テクニック

ハニーポット・テクニックはユーザーから特定の空欄を見えなくしてしまう方法だ。もし、この空欄まで埋められて送信されてきたなら、それは人ではなくてロボットであるに違いない。このメソッドの主な短所は、視覚が不自由なユーザーによって空欄がうっかり埋められてしまう可能性がある点だ。だから、その空欄には「あなたが人間なら何も記入しないでください」というラベルも振っておいたほうがいいだろう。ユーザーがフォームに記入しないように、あらゆる手をつくしたとしても、依然として邪悪なスクリプトが埋めないほうが良い空欄を学習してしまうという問題は残ってしまう。しかしながら、このメソッドの鍵となる利点は、ユーザーのアクションに本来関係の無いことまでさせてしまうことを防げる点にあるのだ。 

そろそろ画像認証は取り除いたかい?

私たちは以下のような質問を自問自答することで、より良いユーザー体験を追及し続けなければならない。あなたが受けているスパムの数は、本当にコンバージョンを失ってまで排除する必要があるほどなのか?もし答えがイエスなら、あなたの画像認証は視覚が不自由なユーザーも含めて、すべてのユーザーにフレンドリーか?画像認証はロボットのためのものであり、人間のためのものではない。不幸なことに、ロボットがサイトに侵入するのを防ぐために誰か一人がコーディングしたということは、誰か他の人間が打ち破れるということだ。本当に考えなければいけない問題は、私たちとスパムとの戦いに無理やりユーザーを巻き込んでいないかという点だ。そういった観点に立つと、画像認証はユーザー体験にとても悪い影響を与える。ユーザーをイラつかせ、コンバージョン率にダメージを与え、視覚が不自由なユーザーにもフレンドリーでない。何よりも、私たちの苦労を、代わりにユーザーに押し付けているのだ。そんなことが正しい訳がない。画像認証を取り除くことは、ユーザー体験を改善するだけでなく、サイト全体の改善にも繋がる。今こそ、画像認証の終わりの始まりだ。あなたのサイトにある画像認証を今すぐ取り除くのだ!どうお考えだろうか? 

この記事はMoz Blogに掲載されている『Having a CAPTCHA is Killing Your Conversion Rate』の和訳記事です。

自分勝手な”諸事情”を取っ払ったときに、素直な感性で「嫌だな」と思うことは、出来るだけ自分のウェブサイトから取り除いて、ユーザー体験を改善するようにしましょう。Akimsetの使い方の記事なども追加していきたいと思います。 ライター 万代

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