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8分の壁を突破せよ!SEOで1ページ目以内に入るための滞在時間は……

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「SEO順位を上げたい……!」
「Google検索で1ページ目以内(=10位以内)に記事を入れたい・・・!」

と日々切実に思っている皆さん。
私も当サイトのSEO順位を上げたいです……!

ただSEO順位決定のアルゴリズムは完全には開示されていません。
Googleが公式に認めている一部の項目や、「恐らく〇〇が関与しているのでは」と巷で推測されている内容に基づき、皆さんもSEO対策を行ってきたのではないでしょうか。

そして最終的に行き着く答えは、

「ユーザーにとってためになるコンテンツであること」

という漠然としたものに。
自分では「ためになる」と思ったコンテンツでも、なかなか順位が上がらないこともあります。

そこで今回は「ためになる」という定性的な項目を、「平均滞在時間」という定量的な目安に変換して見てみましょう。

 


平均滞在時間とは

平均滞在時間とは、あるwebページに平均してどのくらいの時間、ユーザーが滞在したかを表す指標です。
Googleが提供するwebサイト解析ツール、GoogleAnalytics(グーグルアナリティクス)では、ページAに流入してからページBに流入した際のページAの滞在時間を、

 ページBに流入した時刻 – ページAに流入した時刻 = ページAの滞在時間

として求めます。
つまりページAの次に流入したページにGoogleAnalytics(グーグルアナリティクス)のトラッキングタグが設置されていなかったり、次のページに移る前にブラウザを閉じてしまったりすると、滞在時間は計測されず、レポート上0時間0分0秒と表記されます。

 

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関連記事:
【高い≠悪い!?】直帰率を正しく理解しよう!

平均滞在時間が長いとSEOで有利?

平均滞在時間はSEO順位を決定する際の1つの要素と言われています。
平均滞在時間の長さは「ユーザーにとってためになる」かどうかの判断材料になり得るからです。

もしユーザーが求めている情報・役立つ情報が掲載されたページであれば、ユーザーはそのページから離脱することなくページを読み進めていくでしょう。
逆にユーザーにとって関係のない情報や分かりづらい表現であれば、途中で読むのをやめてしまいます。

このことから、「平均滞在時間の長いページ⇒ユーザーにとってためになっている⇒SEO順位を上げるのに有利になる」と考えられているのです。

 

people-read-if-they-are-interesting-pages

 

また、Googleが取得している特許「Methods and systems for improving a search ranking using article information(訳:記事情報を用いて検索ランキングを改善させるための方法とシステム)」において、以下のような記述があります。

Not all of the articles located as being relevant to the search query 114 will necessarily be of high interest to the user 112 a. The present invention reflects this by ranking the relevant articles according to various actions of the user 112 a when accessing the articles.
(訳:検索クエリに関連すると判断された記事のすべてが、ユーザーにとって興味関心の高いものとは限りません。本発明では、ユーザーが記事にアクセスするときの多種多様な行動によって記事をランク付けし、そのランク付けを反映させることができます)

Additionally, the user 112 a can select a first link in a listing of search results, move to a first web page associated with the first link and then quickly return to the listing of search results and select a second link. The present invention can detect this behavior and determine that the first web page is not relevant to what the user 112 a wants. The first web page can be down-ranked, or alternatively, a second web page associated with the second link, which the user 112 a views for longer periods or time, can be up-ranked.
(訳:さらに、ユーザーは検索結果の最初のリンクを選択してwebページに遷移した後、ただちに検索結果の画面に戻り、2番目のリンクを選択することができます。本発明では、この挙動を検出し、最初のwebページはユーザーにとって望んでいるものではないと判断することができます。最初のwebページのランキングを下げる、もしくは、より長い時間で閲覧された2番目のwebページのランキングを上げることができます)

Googleはwebページの滞在時間の長さによってSEO順位のランキングを変更しているとは明言していませんが、滞在時間の長さによってSEO順位のランキングを変更できる技術を持っているのは事実です
技術を持っているからといって必ずしも使用しているとは言えませんが、使用しない技術の特許をわざわざ取得しているのも不思議な話ではないでしょうか。

仮にGoogleが平均滞在時間によってSEO順位をコントロールしているとしましょう。
ここで1つの疑問が浮かびます。

「ユーザーに何分滞在してもらえれば、ためになっているコンテンツと言えるのか?」

そこで実際に平均滞在時間とSEO順位の相関を見てみました。

第一の壁は平均滞在時間8分、第二の壁は20分

BtoB向けの記事サイトとBtoC向けの記事サイトにおける、SEO順位と平均滞在時間を比較してみました。
平均滞在時間は数値をならすために直近1ヶ月間の数値を使用し、SEO順位はその1ヶ月間を過ぎた翌日の順位を使用しています。

まず、「GoogleAnalytics(グーグルアナリティクス)の集客>キャンペーン>オーガニック検索トラフィック」から、自然検索からユーザーが流入した際の検索語句とその平均滞在時間を取得します。
前提として、基本的には1つの検索語句に対して、サイト内の1つのページが検索結果に表示されるとし、同一サイト上の他ページが表示される可能性は低く、そのような場合は無視して考えました。

つまり「ある検索語句の平均滞在時間≒あるページの平均滞在時間」とみなすのです。

 

review-search-queries-in-google-analytics

 

取得したデータの中から、00:00:00となって平均滞在時間が計測できていない検索語句と(not provided)となって検索語句がとれていないデータは除きます。

残った検索語句に対して、SEO順位チェックツールを用いて何位に表示されているのかを計測します。
なおSEO順位は検索エンジンがGoogleであった場合の順位を採用します。

【条件のまとめ】
・平均滞在時間の期間:2016/10/26~2016/11/27
・SEO順位をチェックした日にち:2016/11/28
・「ある検索語句の平均滞在時間≒あるページの平均滞在時間」とみなす
・平均滞在時間が計測できていない検索語句と(not provided)は除く
・GoogleでのSEO順位を採用

検索語句ごとの平均滞在時間とSEO順位を次のグラフに示しました。
青丸はBtoC向けの記事サイト、オレンジ色の丸はBtoB向けの記事サイトの数値で、横軸は平均滞在時間、縦軸はSEO順位を示しています。

 

relationship-between-average-stay-time-and-seo-ranking-of-article-pages

 

図.平均滞在時間とGoogle SEO順位の関係

図から、平均滞在時間が長くなるほどGoogleのSEO順位が高くなる傾向にあることがわかります。

SEO順位が10位以内であるページは大体8分以上の平均滞在時間を記録していることが分かりますね(赤い点線よりも右側)。
また今回のデータでは確実にSEO順位が10位以内であったのは、平均滞在時間が20~21分を超えたページとなりました(緑の点線より右側)。

この図から、1ページ目である10位以内にページを表示させるためには、大枠の目標として平均滞在時間8分以上、より確実性を求めるなら20分以上、ユーザーが飽きずに読み進めていけるコンテンツであるのが望ましいと言えますね。

なお見過ごしてはいけない点として、グラフの左上に注目すると、平均滞在時間は短いもののSEO順位の高いページが数多くあります。
これらは平均滞在時間以外のクリック率や直帰率、コンテンツの中身などによる評価が大きく影響を与えているため、10位以内に表示されている可能性があります。
SEO対策として平均滞在時間の長さを追うのは、あくまでも指標の1つとすべきです。

記事サイトではあくまでも文章が長ければいいという話ではない

仮に当サイトのように記事を掲載するwebサイトであれば、平均滞在時間は記事の文字数として変換することができます。
日本人が1分間に読む文字数は400~600文字と言われていますので、仮に毎分500文字で読むとすれば、滞在時間8分は4,000文字、滞在時間20分は10,000文字くらいになるでしょう。

もちろん記載されている内容が専門性が高く難解であれば、一文を読んで理解するのに時間がかかり、より少ない文字数でも平均滞在時間が長くなるかもしれません。

しかしそれはユーザーがその内容に高い興味関心を寄せている、読み進めることにメリットを感じているということ。
そして、文章として読みやすいことが前提であることを忘れてはいけません。

どうでもいい内容の長文や、読みづらい文章構成であっては、ユーザーは読むことに疲れて離脱してしまうでしょう。
どうでもいい人からどうでもいい長文メールをもらったときの気分を思い出してください。あれと一緒です。
もしかしたら、そのまま悪いイメージを持って二度とそのwebサイトに訪れてくれないかもしれません。

 

people-are-not-want-to-read-sentences-that-are-hard-to-read

 

ユーザーが8分間、20分間読み続けていても苦にならない文章力、そして読み続けようと思わせるだけの内容のある記事を書けるよう、研鑽が必要ですね。
(と、このようなことを書きながら、この箇所まで読んでいただけるような記事を書けているかというと……。とほほ)

当サイトでは過去にPRライターである かみむらゆい さんのセミナー内容を、同じくPRライターの ふじもとめぐみ さんに執筆していただきました。
「人を動かす文章を書くための5つのポイント」ということで、大変参考になる内容となっております。

参考記事:
Webライターが抑えておきたい、人を動かす文章を書くための5つの基本

読み続けられる、読み続けたい文章を目指そう

平均滞在時間とSEO順位について、実際に数値で見てみると相関があるようですね。
「ユーザーにとってためになる」かどうか、webサイトを見直す際の1つの指標として平均滞在時間に注目してみてはいかがでしょうか。

8分でも20分でもユーザーが読み続けられる、読み続けたいと思える文章が書けるようになりたいですね。

参考:

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